2016年10月
2016年10月31日
10月23日の『サンデーマーケット』
プミポン国王が13日に逝去されてから、チェンマイで最も人気の高い観光スポット『サンデーマーケット』も当分は禁止なるような話もありましたが、パウィンチェンマイ県知事の英断により、営業できるようになりました。しかし、歌や楽器演奏などをする大道芸人は姿を消していました。
サンデーマーケットは、毎週日曜日の夕方から旧市街のターペー門周辺を中心に開かれている市場で、単なる物の売買だけでなく、チェンマイの文化、歴史が凝縮した形で表れているので、見所がたくさんあります。タイ国内はもとより、世界中から大勢の人が訪れています。
サンデーマーケットは相変わらず、すごい賑わいです。
サンデーマーケットでは、いろいろな物が売られています。飲食の夜店も並び、大勢の人が食事を楽しんでいます。
チェンマイは手工芸品の産地としても有名で、ガラス製品を作る実演をしながら、販売もしています。
黒い服を並べているお店もありました。
日本語で書かれた黒シャツを見つけました。
歌舞伎ような絵の黒シャツも見つけました。
チェンマイの歌姫『オムさん』は国王を哀惜するような歌を歌っていました。
ボランティア警察官がパトロールをしていました。
『子供芸能ショー』も禁止になり、その場所では国王への記帳をする所になっています。
ターペー門前広場は、重要な遺跡なので、サンデーマーケットは開かれていません。広場では、国王への記帳をする人々が並んでいました。
広場の南側では、大勢の人が並んでいました。
国王追悼のため『タイ伝統タトゥー サクヤン』が無料で行われていました。
サクヤンとは、タイ語でサック(入れ墨する)、ヤント(ヤントラと言われる魔法を言葉や図形を表したもの)、つまりヤントを体に入れるという意味で、このサクヤンを入れると、運命を変える力や悪い宿縁から逃れる力、また悪霊から主人を守護するなどの神秘的な力が備わると信じられています。
広場の北側では、無料の散髪が行われていました。
20日(木)に散髪してくれた『オーイさん』(真ん中)の姿もありました。
広場では、無料で黒いリボンも配られていました。
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2016年10月29日
旧市街にあるワット・パンタオの『タンブン儀式』
高くそびえ立つ仏塔で有名なワット・チェディールアンの隣にある『ワット・パンタオ』では、この前の日曜日(23日)の午前中にタンブンの儀式があるので、見に行きました。
タンブンとは徳を積む行為のことです。タンブンと言う言葉は広義には人や動物を助けたりする行為が含まれますが、狭義には寺院や僧への寄付のことになります。タンブンの観念は輪廻転生の思想が影響しています。生まれ変わることを前提としているタイの仏教思想においては、貧乏人や動物に生まれるのは、ブン(徳)が足りないからだと説明され、現在金持ちなのは前世のブンが多いからと説明されています。
『ワット・パンタオ』は旧市街の中央にあります。
私が行った時には、既に始まっていました。
本堂の仏像です。
僧侶の読経が行われていました。
少年僧も参列していました。
参列者は合掌をしています。黒いリボンはプミポン国王への哀悼を表しています。
その後、僧侶へ僧衣をタンブン(寄進)をしています。
次から次へタンブン(寄進)されました。
最後は僧侶が参列者の長寿と幸せを祈念いたしました。
左から竹の仏塔、仏塔、本堂です。
本堂は黒い木造で、屋根はランナー様式の美しい建物です。
鐘の下は竹の道が作られています。
高僧のクルーバー・スィーヴィチャイの祠もありました。
標高1080mのステープ山にあるワット・ドイステープには、昔は山道がなく、お寺にお参りすることはまさに困難でした。そこで有名な高僧、クルーバー・スィーヴィチャイ (1878-1938)に助けを求めたところ、彼の呼びかけで国中から一日3,000人~4,000人が道づくりに集まり、5カ月と20日で道路を完成させたそうです。
タンブンの儀式が終わった後は、参列者は食事会です。
別の場所で、僧侶も食事会です。
今日参列した家族です。
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2016年10月27日
タイヤイ族のお寺の『オークパンサー』風景
今年の『オークパンサー』は、10月16日にあたり、私は少数民族『タイヤイ族』の人で賑わう『ワット・クータオ』へ行きました。そのお寺には、タイヤイ族の民族衣装を着た大勢の人が『オークパンサー』の儀式に参列していました。
オークパンサー(出安居)とは、タイ仏教では、雨期の期間中、僧侶は寺にこもり、約3ヶ月間修行を積みます。そして、雨期の明ける頃、僧侶の修行が終わり、寺から出ることを許されることをいいます。この日は、陰暦で「第11番目の月の満月」で、今年は10月16日(日)にあたります。
私のアパートのスタッフは、少数民族『タイヤイ族』出身で、これから、ワット・ノーンカム(私は去年行きました。)に行くところです。
タイヤイ族(シャン族)は、ミャンマーでは、人口が約200万人でビルマ人に次いで多いです。政治的には自治州になっています。タイでも北部のメーホンソーン県、チェンマイ県、チェンラーイ県に多く住んでいます。
ワット・クータオへ行く途中に、旧市街を通りました。旧市街のお寺にお参りする家族です。
旧市街の他のお寺でも『オークパンサー』の儀式が行われていました。
『ワット・クータオ』は、旧市街から北側にある市営競技場の裏手にあります。
このお寺は1579年~1607年にチェンマイを統治していたビルマ王プレーンノーンの墓として1613年に建てられたといわれています。境内には椀を重ねたようなユニークなクータオ(ひょうたん)形にモザイクで装飾されたビルマ式の仏塔があります。
境内にはいろいろな露店が並び、お祭りみたいです。
タイヤイ族の出稼ぎの若者が大勢お参りしていました。
これから、タンブン(寄進)のお供え物を持って、お参りする家族です。
境内には、ひょうたんの形をしたビルマ式の古い仏塔があります。
本堂の美しい建物です。
本堂では、『オークパンサー』の儀式が始まっていました。
大勢の参列者が合掌していました。
他の御堂では、僧侶にタンブン(寄進)をして、水掛けをしてもらっています。
本堂の2階には、今まで見たことのない冠をかぶったような仏像が安置されていました。
本堂の2階で記念撮影をしている家族です。
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2016年10月25日
チェンマイ市アート&カルチャーセンターで『2つの展示会』
プミポン国王が逝去された13日(木)、私はタイ人で自称『コボリさん』と一緒に旧市街にあるチェンマイ市アート&カルチャーセンターに行き、2つの展示会を観に行きました。
チェンマイ市アート&カルチャーセンターは、3人の王様銅像の後ろにあります。日本兵の格好をしているのは自称『コボリさん』です。
自称『コボリさん』は、日本大好きなタイ人です。『コボリさん』は日本のイベントの時は、いつも日本兵の姿で登場します。日本語が話せますし、日本語のひらがな、カタカナ、漢字もわかります。
もし、チェンマイで『コボリさん』に会ったら、日本語で声を掛けてください。
このセンターでは、2つの展示会が開かれていました。
1つ目はラジャモンコン大学主催の現代的な芸術展示会(上)です。もう1つはバンコク出身のキリッスティヤー女史の絵画展示会です。
この2つの展示会は、2階で開かれていました。最初にラジャモンコン大学主催の現代的な芸術展示会を観に行きました。
『チェンマイの民族衣装を着た家族』をテーマにした作品です。
タイ国民に人気の高い『シリントーン王女』です。
『リンゴ』を題材にした作品です。
『美女の唇』がとても魅力的です。
『悪魔』をテーマにした作品です。
このような作品もありました。
『コボリさん』さんがアユタヤ王国のナレ―スワン大王時代の長い鉄砲をもっています。その鉄砲には装飾が施されていました。
隣の会場では、バンコク出身のキリッスティヤー女史の絵画展示会が開かれていました。この展示会のテーマは、『牧歌的理想郷』です。
子供たちがマンゴー狩りをしています。
田舎のお祭りです。
村人がカゴなどを作っています。
田舎の家の風景です。
小学校の音楽隊のパレード練習です。
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2016年10月23日
続・プミポン国王逝去後の『今のチェンマイ』
プミポン国王が13日に逝去されてから、1週間以上が経ちました。チェンマイのお寺でも国王の死を悼む法要が営まれています。私はこの前の木曜日(20日)旧市街にあるワット・プラシンやワット・チェディールアンなどを巡りました。
旧市街のシンボル『ターペー門前広場』にも20日(木)からプミポン国王の肖像画に黒白の幕が張ってありました。
旧市街のお寺にもプミポン国王の肖像画(真ん中)と黒白の幕が張ってありました。
チェンマイ市警察署にもプミポン国王の肖像画と黒白の幕が張ってありました。
チェンマイで最も格式の高いお寺『ワット・プラシン』は、旧市街の西側にあります。
このお寺は観光スポットとしても有名で世界中から観光客が訪れます。
本堂では国王の死を悼む法要が営まれていました。この法要は30日間行われます。
本堂の外側には国王の写真が展示してありました。
その次に旧市街のほぼ中央にあり、高くそびえる仏塔の有名な『ワット・チェディールアン』に行きました。
このお寺の入口は正門ではなく、本堂(右)の左側にある綺麗に装飾された門から入ります。
門を入ると、きっぷ売り場でお金を払います。
拝観料は外国人だけで、タイ人は無料です。大人40バーツ(140円)、子供20バーツ(70円)です。
本堂の両側には、垂れ幕でプミポン国王の写真がプリントされています。
本堂では国王の死を悼む法要が営まれていました。
他のお寺でも国王の死を悼む法要が営まれていました。
ターペー門広場では、国王の死を悼むために19日(水)から23日(日)まで無料で散髪が行われています。
私の散髪をしてくれた明るくて元気な『オーイさん』です。
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